
■ロニー・アレキサンダー先生は、2000年に自らが同性愛者であることをカミングアウトしていらっしゃいます。しかしそのことを公にできるまでにはたくさんの苦悩がありました。
■レズとからかわれ、言葉の意味もわからないまま自分が悪い子だと思い込んで過ごしたこども時代。性的指向に気づき、悩み、「レズビアン」と口に出すに至るまでの数十年。親にも友人にも現実を受け入れてもらえない日々…。仕事での来日を機に一度は異性愛者になろうと決意しました。しかし、自分は異性愛者と思い込むことは可能でも、実際にそうなることは不可能です。長い間かかったものの、そのことに気づいた先生は、本当のことを自分の中にしまいこむ生活に終止符を打たれました。
■今回の講演会では、本当の自分を隠しているときやカミングアウトをしたときなどの心境の変化、カミングアウトをしてからの環境の変化。そういったことを当事者のアレキサンダー先生からお話していただき、セクシャル・マイノリティーの抱える生きづらさ、多様性を認める社会の大切さ、その他、たくさんのことを学び取れました。

■参加者の感想
平和にとって重要なものは?という問いの答えに、私は「多様性」を選びました。しかし、正しくは「多様性の享受」だと思いました。男と女があってもいい。インターセックスでもFtMでもMtFでもいい、というのが大事かなと思います。そして「多様性の発見」。ひ一つの面、一つの箱だけ見て否定するのではなく、いろんな箱を見るのも大事です。
(文学部1回生 山本真由美)
「10人にひとりはセクシャルマイノリティーがいる」ということを聞いて、ただ単に気づいていないだけの人が多いんじゃないかと思った。事実絶対そうで、「周りにそういう人がいなかったから・・・。」って言うけど、当事者が言うまで認識していないだけだ。そして、なかなか言えない社会が悲しいなと思う。カミングアウトと言う形をとらざるをえない社会、受け入れる、拒否という形が表れてしまうのは価値観の違いだけれど、認めあえることが必要だと思う。
最初はセクシャルマイノリティと平和(暴力)の話がどういうつながりがあるんだろうって疑問だったんですけど、セクシャルマイノリティに対する直接的暴力、構造的暴力、文化的暴力が存在すると知りました。平和って「目に見える暴力がない状態」ではないと感じました。目に見えない暴力が確実に存在しているのに気づき、そういうものに気づいていけるようになりたいと思った。
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