2009年6月12日金曜日

2008.10.27 連続講演会「生き難い社会を乗り越えて」 第1回 (「ニート、ひきこもり」 )

■「ひきこもり」「ニート」と言うと、自分たちとは関係のない「特殊な人」「異質な人」と思っていませんか?

■イギリスで「ニート」という言葉が生まれたときには「今の学校システムに問題があるのでは」「なぜ企業は若者を正規採用しないのか」「若者が社会保障からこぼれ落ちてしまうのはなぜか」と社会を問い直すキーワードでした。ところが日本では、せいぜいに「怠け者」のこととしか受け止められず、「不登校」「ひきこもり」に社会復帰のための「指導」「治療」が押し付けられます。そんなことよりも、社会そのものへの問い直しが必要ではないでしょうか?

■講師の山下耕平さん(NPO法人フォロ理事・事務局長)は、不登校問題への取り組みから始まり、現在は広く若者の「生きづらさ」を取り上げ活動している方です。若者の「居場所」から社会を問い直そうとしています。

■不登校・ひきこもり・ニートになされてきた個人への「指導」や「治療」という“支援”は私たちから何を隠してきたのでしょうか。「特殊な事」として考えがちなこれらの問題を一度、自分の側に引き寄せて考えてみませんか? そこにこそ、今多くの人が感じている「生き難い社会」を乗り越える手がかりがあります。

■参加者の感想

 就職活動にイヤな気分を覚えた理由がなんとなく分かった。要するに、自分を経済的な尺度だけで測られるのが、イヤだったのだと思う。「自然体」という言葉が、しっくりくるように思った。 
的場恒尚さん(農学部4回生)

 授業でかなり途中からの参加になってしまいましたが、「目的をすてればよい。」という内容のことを何度も言っておられて、確かに、目的をすててしまえば楽になれるということには気付かされました。多分本当は人は「こうあらねばならない」なんて人間像はないんだと思います。いろんな人がいるから世の中はおもしろいのだと思います。ただ私達は今まで社会の中できづかれてきた考え方にしばられてしばられて、それに抵抗しようとする人がでてきたから今日のような問題があるんだと思います。当たり前のことを当たり前だと思わないことは大切なことだと思います。
 さなぎが蝶になるのに一度閉じこもってどろどろになるが、外からむりにあけると死んでしまうという話が印象的でした。
吉田悠未さん (農学部1回生)

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