2009年10月2日金曜日

2009年度地域に根ざし人に学ぶ実践塾「神戸の定住外国人の歴史と現状」報告

2009年7月31日
 学生ボランティア支援室にて事前学習会を開催しました。学生6名+スタッフ2名が参加しました。在日外国人を取り巻く課題や政策について学習した他、参加者がそれぞれに抱いている外国人へのイメージなどを話し合いました。

2009年8月25日
 NPO法人神戸定住外国人支援センター" moi "にて学習支援活動の実習を行いました。ベトナム、南米、フィリピン、中国等にルーツを持つ子どもたちに一対一で勉強や日本語を教える活動を2時間から4時間程度行いました。学生4名(+スタッフ1名)が参加しました。

2009年8月27日
 NPO法人神戸定住外国人支援センター、" moi "にて学習支援活動の実習を行いました。学生2名が参加しました。実習内容は25日と同様でした。

2009年8月31日
  神戸在日コリアン保護者の会代表キムシニョン氏によるレクチャーと長田区フィールドワークを実施しました。在日コリアンの歴史と現状についてキムシニョン 氏からお話いただいた後、長田区内のケミカルシューズ工場の見学やキムチ店でのキムチ作り体験、朝鮮学校や母語教室の見学などを行いました。学生7名+ス タッフ2名が参加しました。

2009年9月2日
 午前10時JR元町駅に集合し、「海外移住と文化の交流センター」にて、日伯協会の黒田氏よりレクチャー及び展示解説をしていただきました。その後、北 野地区の宗教施設や異人館等を見学するフィールドワークを行いました。午後3時より、神戸市長田区のたかとりコミュニティセンターに移動し、NGOベトナ ム代表のハ・ティ・タン・ガ氏のレクチャーを受けました。ベトナム-インドシナ難民が発生した背景やボートピープルとして来日した状況、その後の日本での 暮らし等について話を聞きました。その後、全体の振り返りを行いました。学生7名+スタッフ2名参加。


"moi"での、学習支援活動の様子



キムシニョン氏によるレクチャーの様子


長田フィールドワークの様子。キムチ店にて、キムチ作りを見学。




西神戸朝鮮初級学校の見学



神戸・北野山本通のフィールドワーク。(ジャイナ教寺院)



北野山本通フィールドワークにて、ハラールフードショップの見学

2009年度 地域に根ざし人に学ぶ実践塾「大阪における野宿と貧困の問題」報告

2009年7月24日
 事前学習会を学生ボランティア支援室で実施しました。学生8名が参加し、野宿と貧困という問題の構造的背景や基本的な事柄について学習し、「ホームレス」という言葉から浮かぶイメージなどについて話し合いました。

2009年8月8月20日
  午後7時30分、JR新今宮駅に学生13人が集合し、午後9時から、木曜夜まわりの会の小栁伸顕さんから40年にわたる釜ヶ崎との関わり、夜まわりの実践 などについてお話を伺い、つづいて10時30分から夜まわりに参加しました。釜ヶ崎から新今宮駅、阪堺線恵美須町駅、新世界、動物園前を経て釜ヶ崎に戻り ました。この日、夜まわりのコースでは約320人の野宿者を数えました。


2009年8月21日
 午前4時45分、あいり ん総合センターで朝の寄せ場を見学しました。シャッターが開くと同時に仕事を求める労働者が一斉にセンターに流れ込みました。センターでは西成労働福祉セ ンターのセンター長であるありむら潜さんからセンターの業務内容をお聞きしました。午後2時からは西成プラザにて日本学術振興会特別研究員の原口剛さんか ら釜ヶ崎がいまのような姿に「作られ」た歴史をお伺いし、続いて釜ヶ崎をまち歩きしました。午後5時からは映画「Public Blue」を視聴し、明日予定されているテント村について事前学習しました。


2009年8月22日
 朝10時から大阪に 残った唯一のテント村である西成公園で野宿者の方と、学生6人で交流会を行いました。野宿者が排除されていきつつある現場で野宿者からお話しをお伺いし、 生活保護や居住といった問題について、現場の声を聞くことができました。午後2時からは(株)ナイスくらし応援室・室長の佐々木敏明さんから、野宿者の居 場所づくりに関する実践をお伺いしました。


2009年8月23日
 午前10時から大阪人権博物館リバティおおさかを学生 6人と見学しました。午後12時30分から大阪城公園にて、大阪城公園よろず相談所の協力で、パペット制作のワークショップを行いました。ワークショップ には明治学院大学の学生も加わり、ありふれた廃材などで、自分たちの主張を楽しみながら色彩豊かにアピールする手法を学習しました。制作後は、公園内から 大阪府庁前を経由して天満橋まで行進を行いました。

2009年8月27日
 午後2時30分から学生ボランティア支援室にて学生4人と振り返り学習会を行いました。講師には日本学術振興会特別研究員の原口剛さんをお招きしました。



釜ヶ崎にある「旅路の里」にて、感想を話し合う参加者


あいりん総合センターにて


西成公園にて、テント村に暮らすみなさんの話を伺う



西成プラザにて原口さんのお話を伺う。



カマンメディアセンター





大阪城公園にて、「青空大学」のパペット製作の様子



完成したパペットを手に、天満橋までパレードを行った。

2009年度地域に根ざし人に学ぶ実践塾「能登半島地震被災地・3年目の課題と地域の魅力」報告

2009年8月3日

 神戸大学学生震災救援隊BOX(国際文化学部内)にて、事前学習会を実施しました。能登半島地震発生当時の状況、被害や復興の状況などについて報告がなされた他、参加者それぞれの地震の経験や被災地の問題について話し合いました。学生9名+スタッフ2名が参加しました。

2009年8月9日から8月12日

能 登半島の穴水町に滞在しながら、実習を行いました。10日には有機農法を実践する農地の見学、自然体験指導者養成講座、カヌー体験を行いました。夕方には 穴水町の来迎寺住職の講話をお聞きました。

11日には金沢大学が主催するスタディーツアー「奥能登の景勝地から地震にせまる」に参加し、夕方より輪島市山 岸仮設住宅の元区長藤本幸雄さんのお話を伺いました。

12日には穴水町の住民へ足湯を実施し、穴水町大町仮設住宅元生活援助員皆森照子さんのお話を伺いま した。午後からは輪島市内の復興公営住宅を訪問しました。学生14名+スタッフ3名が参加した他、金沢大学や長岡技術科学大学の学生とも交流を行いまし た。

2009年9月8日

 神戸大学学生震災救援隊BOX(国際文化学部内)にて、振り返りの会を行いました。写真やビデオを見て実習を振り返りながら、参加者がそれぞれに感想を述べました。学生7名+スタッフ2名が参加しました。



輪島市三井にある新井さんの田んぼにて


穴水町でのカヌー体験の様子


穴水町の来迎寺にて


金沢大学主催のスタディーツアー(輪島市竜ヶ崎)


穴水町の「江尻屋」にて足湯の実施